M42マウントの28mmレンズを調達しました.これでライカ判のフィルム撮影ができます.Vivitarはアメリカのレンズ&カメラ販売会社ですが,ファブレスで製品はすべてOEMです.
Vivitar 28mm F2.5というレンズは複数ありますが,これは日本のキノ精密が製造した製品です(シリアル・ナンバーで分かる).Super TakumarかSMC Takumarの28mm F3.5でいいや,と最初は思ったのです.どちらもタマ数が多すぎて安く手に入ります.でもちょっとひねってこれにしました.
後玉にカビありということで安く入手.カビは取れましたが跡が残っちゃった.まぁいいでしょう.
造りはよいです.F2.5とはいかにも半端ですが暗い時間に撮りそうなのでF3.5より少し有利です.なにしろデジタルカメラのように暗いからといってISOを上げられるわけではないので.
フィルター径67mmと大きいです.最前面に凹レンズを置いた古いタイプのレトロフォーカスなんでしょうか.キャップは金属製のねじ込みです.
問題はST605のファインダー視野内がゴミだらけなことです.朽ちたモルトプレーンが落ちてきたのでしょうか.アイピースの内側も汚れてフレアーが出る.しかしアイピースの裏もフォーカシング・スクリーンの後側も盛大に分解しないとアクセスできないのであきらめるしかないですなぁ.