2015年 02月 23日 ( 1 )

Philipsのアンプその後

せっかく入手したので音を出してみます.相性は最悪ですがSIEMENS 10Wで.もちろんLUXMANのマッチング・トランス経由です.直結は怖くてできない.

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う~む・・・.低音は出ません.これは当然でDET9シングル・アンプの場合は出力インピーダンスが高いためf0付近の音圧が増大し,結果的になんとかバランスが取れていただけでしたから.それはまぁいいとして全体にパッとしませんな.長い眠りから覚めるには時間がかかるのかもしれません.DCオフセットは7mVと25mV.異常な値ではないです.

低音不足を解消するためプリにつなぎ,トーンコントロールで低音をブーストしてみます.プリアンプを経由すると接点及び増幅段の数は飛躍的に増えます.当然音の鮮度は低下しますが,まぁ普通の音というか聴き易いとも言えましょう.低音は出ましたが150Hz辺りが盛り上がってボンボンいいます.これはスピーカー・ボックスにも問題があるのですが.

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この状態でしばらく聴いていましたがどうにも不満なのでKENWOODのパラメトリック・イコライザー,GE-1001を入手しました.160Hzを下げ,それより低い周波数をブースト,2KHz付近は減衰させます.音の鮮度低下はプリアンプよりかなりマシで,なかなか使えます.

二週間ほど経って音も変わってきたようです.低音の伸び,高音のヌケも少し出てきました.DCオフセットは両チャネルとも10mV以下で落ち着いています.

まぁこんなもんか,音楽を聴くには必要にして十分という音にはなりました.今までクラシックの大編成は頭を抑えられた感があったのですが解消されました.50W+50W,DET9シングルの100倍近いハイパワー(笑)ですから.ハイファイではないですが1970~1980年代のポピュラー系音楽も気楽に聴ける良さもあります.

しかし長年無帰還三極管(または多極管の三極管接続)シングル・アンプしか聴いていない耳には全体に抑制された感じがするは否めません.これはどうにもならない.細かな部分のコントラストが低いのでもどかしく,どうしても音量上げ気味になってしまう.

細かな打楽器が演奏の中に埋もれてしまうような,またサキソフォンでソロが始まる瞬間のアタック感不足とか.これ,普通の人は感じないのかもしれないです.

三月に完成予定のLM3886アンプと比較してみましょう.LM3886の方がよいと思うんだが・・・.目覚めてきたとはいえ35年前のアンプ,未整備では本来の音は出てないでしょうから.
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by auf1028 | 2015-02-23 20:25 | オーディオ | Comments(4)