LM3886アンプの筐体と電源などをそのまま利用したLM3875 Invertedアンプ,大量の電解コンデンサーを撤去して整流ダイオードからアンプ基板への配線を切り詰め.帰還抵抗を330Kに.かなり良いです.
帰還量を減らした分低域と高域が上昇しゲインは増えます.入力の10Kを増やせばゲインは減りますがとりあえずこのまま.低域はさすがに制動不足の感がありますが膨らんだ分をEQで抑え,やや緩いですがこういう音は好きなので.
細かい音がよく出ます.EL34シングルとは全然違う傾向なのでどちらが良いという話ではないです.それにしてもこんな簡単な(IC内部は複雑ではありますが)構成と低コストでこれだけの音が出るとは驚異的です.こうなるとディスクリートで作ったアンプとどう違うのか比べたくなりますが・・・将来の課題.
ケースの中はスカスカになりました.基板をもう少し小さなケースに移植することにしました.気に入ったものがなくヤフオクでアンプケースを出品していた人にオーダーメイドで作ってもらうことにしました.180×300mmくらいでアルミのただの箱,天板が簡単にはずせるものでいいのですが,なかなかないです.
ヒートシンクも常用状態では不要と分かりました.ケース全体での放熱で十分です.消費電力はまだ測ってないですが非常に小さいです.限りなくB級に近いAB級なんでしょうか.バッテリーへの充電する時間は短いです.見てるとたまに充電ランプが点くだけ.バッテリーの電気だけで聴いている時間が長いです.