135mmはいらねーや,とずっと思っていたのだけど.先月立て続けに100mmでは寄りきれず200mmでは寄りすぎという状況があったのでやはり持っておくか・・・.Zeiss Triotar F4というのは持ってるんですがヘリコイドが固くて使うのは無理.
135mmは人気ないです.F2はともかくF2.8やF3.5の中古は廉価です.需要が少ないのに玉数は非常に多いからでしょう.
昔,標準レンズつき一眼レフを買った人が次に買うのは135mmか35mmでした.そのうち200mmや28mmと変わります.135mmでは運動会で子供を撮るには少し短い.ポートレートには少し長い(実はそうでもないのだが).MF時代も後期になると望遠は80-200mmクラスのズームが常識となります.便利だもの.ぼくも望遠はFD80-200mm L一本で済ませてました.
135mm F3.5クラスなら数千円で買えます.物色していたらこのレンズが4000円ほどで出ていたので入札したらそのまま落ちました.キャップなしでしたがその後280円で入手できました.旧FDの標準フィルターサイズより少し大きい58mmです.フードはないよりましな組み込み式.便利ではあるが効果は不足.
FD135mm F2.5 1971年 5群6枚
FD135mm F2.5 S.C. 1973年
後期タイプはS.C.,つまり部分マルチ・コーティングです.S.S.C.の空気との境目は全部マルチに比べ廉価版.正面から見ても緑やマゼンタのカラフルな映りこみはありません.
F2.5というF値はFLレンズの頃からですが,
FL135mm F2.5 1965年 4群6枚
なので光学系は異なりますね.PENTAXにも135mm F2.5がありました.New FDになって135mmはF3.5とF2.8と普通になりました(F2も出ました).まぁ実用的には2.5も2.8も変わらないです.
現代のレンズと比べてややコントラストが弱い感じですが,デジタルではこのくらいが使いやすいです.解像力はα7で使う分には必要にして十分です.
135mmは前述のように安いのでニッコールのF3.5とか色々比べてみたくなりますが・・・止めておきましょう.(笑)