冬も終わり

今日は荒れ模様で雪が横殴りに降っている.けれど明日,日が照れば融けてしまうだろう.5月中旬になると新緑が出てくる.それまではあまりきれいでない残雪と黒っぽい地面の世界である.青空もなんだか白っぽい.この季節は写真の撮りようがない.いや,やり方によってはいい写真が撮れるはずだとも思うのだが・・・.

今年の冬はスカッと晴れた日が少なかったと思う.大して写真も撮れなかったし.今冬撮った中でわりと自分では気に入っているのが下の写真.
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  Graflex Super Graphic Fujinon SW90mm Fuji RDP

ここは朝,何度か通ったのだけれど吹きっさらしで地面を雪が舞い,撮れずに帰ってきたこともあった.もう少し長いレンズの方がいいような気もする.(掲載した写真は少しトリミングしてある)
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# by auf1028 | 2006-04-03 00:33 | Comments(6)

EOS 10D を入手 (2)

改めてレンズを入手しなければいけない.結局SP AF17-35mmF/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] というのを入手した.このレンズはいちおう現行だがいわゆる「デジタル対応レンズ}ではないためか処分に入っているようで,あちこちで新品が安く売られている.SiGMA 18-35mm F3.5-4.5 Asphericalより鏡胴やフードはずっとしっかりした感じでゴムのローレットも操作しやすい.フードをつけたままキャップができるのもいい.ただAF/MF切り替えスイッチが小さくて操作しにくい.昨日の休みに試写をと思ったがあいにく小雪のちらつく天気だった.
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18mm F7.1 1/1000sec. ISO 200
これは美瑛にある,たぶん収穫物を貯蔵する倉庫.今は使われていないように見える.設定が部分測光になったままなのに気づかず,盛大なアンダーになってしまった.RAWで撮ったのでSilkyPix(フリー版)で現像する際に押して色温度も少し調整した.標準設定では付属のCanon ユーティリティで現像するよりコントラストが高くなる.フリー版なのでレンズの収差補正(歪曲,倍率の色収差)はできない.

美瑛,新栄の丘そばにある珈琲と蕎麦の店,四季の風に立ち寄った.ここのオーナー,中村さんとは真空管アンプが縁で知り合った.冬休みが終わり,21日に営業を開始したばかりである.
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23mm F7.1 1/250sec. ISO 200  
こちらはまたすごくオーバー露出になってしまった.このときは薄日が射していて画面上部左側には太陽がもろに入っている.そのわりには(フレアっぽいけれど)しっかり写っていると思う.右側の空をバックにした木の枝には少しパープルフリンジっぽいのが出ている.左にちょっと写っているのは中村さん製作の軽自動車を改造したバッテリーで走る電気自動車である.ちゃんとナンバーを取得してある.

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17mm F5.6 0.6sec. ISO 200
感度を上げればいいのにそのまま撮ってしまった.0.6秒なのでブレている.店内は薪ストーブと灯油ストーブの併用である.このときは薪ストーブだけが燃えていた.

望遠ズームはSIGMA 55-200mm F4.5-5.6 DCを中古で入手した.驚くほど軽量で小型,ローレットもプラで実に安っぽい(実際新品でも安い)が窓から外を写してみた限りではけっこう使えると思った.歪曲も色収差も少ない(後ボケはちょっとうるさい).マクロ機構がついてないがこれもひとつの見識だろう.その分機構が単純になり,小型化できて故障率も小さくなる.コストも下がる.マクロがないので花を撮る人には向かないだろうが,私の使い方では問題ない.耐久性にはいささか不安を感じる.

帰りに富良野でちょっと撮ってみた.もう陽が傾いて光量が少なくなっているし風も強くて条件は良くない.
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200mm F5.6 1/500sec. +1 2/3
開放では周辺光量が落ちるようだ.
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# by auf1028 | 2006-04-01 00:18 | Comments(6)

EOS 10D を入手 (1)

とうとうデジタル一眼レフを入手してしまった.EOS 10Dである.xylocopal2さんが30Dに買い換えたので譲っていただいたのだ.

思えば2000年にEOS D30が出たとき,「これが中古で5万円になったら買えるかな」と思ったのだった.2,3年前に中古相場はそのくらいに達していたが,大判関係の機材を揃えるのに手一杯だった.それに,買っても撮るものがあまりないということもあった.風景は基本的に大判で撮る.都会じゃないからストリート・スナップ系は撮らない.野良猫もこの辺はいないことはないが,少ない.強いていえばネイチャー(この発音はおかしいとは思うのだが)フォト系だろうか.

前々から近隣の古い建物を撮っておこうと思っていた.旭川市には古い民家がまだ相当数残っている.車を走らせていると「おっ」と思うことがしばしばある.景気が悪いために簡単には建替えや取り壊しにならないのだと思う.有名な建物は誰かが撮影している可能性が高いが,普通の民家は記録されずにいつかは壊されてしまうだろう.記録できるうちにしておこうと思っていた.

しかしなかなか中判では撮れないのだった.車を適当な所に停め,機材を運んで三脚を立てて露出を測り・・・.何しろ買い物の途中なのだからそう時間はかけられない.それに,ほとんどの場合道の反対側から取ることになるが道の幅は色々である.ズームレンズがあると便利だ.そう考えるとデジタル一眼でいいじゃないかと思ったのだ.もちろん35mm判銀塩一眼レフでもいいのだが,数年前一式手放したのをまた買いなおすのもねぇ・・・さらにスキャンの手間を考えると気が重い.

そんなところにxylocopal2さんの買い替え.渡りに船とはこのことですな.レンズはとりあえずネット・オークションでSiGMA 18-35mm F3.5-4.5 Asphericalという古い古いレンズを落札した.焦点距離はこのレンジで十分なはずである.あと寄れないときや部分のアップのために50-135mmくらいのズームがあればO.K.と思った.

10Dが到着し,数日後レンズも着いた.早速撮ってみたがこのレンズはNGだった.片ボケするのである.コントラストは低めだが色収差,歪曲ともそれほど目立たず,悪くないしとにかく安かったのだが惜しい.(返品し,返金してもらうことになった) 下はこのレンズで撮ったもの.3月23日撮影.縮小してあるので目立たないが右端は急激にボケている.
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北海道の早春の風物詩(?),畑に撒かれた融雪剤の模様である.主成分は炭化カルシウムらしい.黒い粉で,太陽熱を効率よく吸収し,融雪を早める.この後雪が降ってしまったので効果は相当薄れてしまっただろう.この辺は賭けなんでしょうな,いつ融雪剤を撒くかというのは.
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# by auf1028 | 2006-03-31 22:57 | Comments(4)

ImageFilterによる歪曲収差の補正

Ricoh GXは28mm~85mm(35mm判換算)のズームレンズがついている.大体この手のコンパクトデジカメのレンズは最広角側で樽型,最望遠側で糸巻型の歪曲収差が出る.安い一眼レフ用ズームレンズもそうだ.これを補正するのはお金がかかるのだろう.

被写体によっては気になることもある.ImageFilterというフリーソフトで手軽に修正できることを知り,早速試してみた.下の例は最広角側で撮ったもの.
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それを修正したのがこれ(ついでにパースペクティヴも補正してある).
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よく見るとまだ少し歪みが残っているがこのくらいなら許容範囲だろう.なかなか使えるソフトです.
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# by auf1028 | 2006-03-26 00:24 | Comments(2)

EPSON GT-X700 vs Photo CD

この前掲載したPhoto CDからの画像は9年前のものである.当時「自分でこのくらいのクォリティにスキャン出来るようになったらいいな」と思った.数年後Nikonから優秀な民生用スキャナが発売されて,お金さえあれば可能になった.

しかし私はブローニー判に移行していたので35mm判用スキャナはちょっと買えなかった.MINOLTA DIMAGE SCAN MULTIというのはあったが,とても買える値段ではない.そのうち4×5にも手を出してしまった.選択肢はフラットベッド・スキャナしかないのだ.準プロ用であるEPSON ES-2200でも35mm判では,L判くらいなら・・・という程度でしかなかった.(4×5なら不満はなかった)

去年EPSON GT-X700 を購入し,「これなら35mm判もそこそこいけるかも」と思ったのでPhoto CDに焼いたのと同じポジをスキャンして比べてみた.9年以上経っているとポジの褪色が問題となるがKL(コダクローム200)なので褪色していたとしても軽微であると思われる.なお,Pro Photo CDとは違ってコマ¥120程度のアマPhoto CD(?)である.
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CONTAX 159MM Distagon 25mm F2.8 KL ミュンヘン キャンディ売りの車

上がPHOTO CD,下がX750(4800dpi,16bit Color,アンシャープマスク オフ,スキャン時のガンマはかなり上げた)である.Photo CDの方も読み出しは16bitで行った.

ポジをライトボックスで見て比較すると色に関してはX700での画像に近い(ちなみにルーペで見るとシャープ感がすごい).これにPhotoshopでUSMをかけ,コントラストと色を調整してみた.
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けっこういい感じである.拡大して細部を見るとPhoto CDとX700,一見いい勝負に見えるがキャンディの銀紙のハイエストライトに注目するとX750は滲んでいることがわかる.

3万円で買ったスキャナでこれくらいイケれば上々と言っていいんじゃないだろうか・・・.もちろんフィルムスキャナとの差は大きいとしても.
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# by auf1028 | 2006-03-14 23:08 | Comments(2)

Ricoh Caplio GX の色

ちょうど一年前に入手したコンパクト・デジタルカメラ Ricoh Caplio GX.写りはイマイチなのだが携帯性は良い.同じ前面投影面積でもGXのように縦長にすると,ポケットに入れたとき圧倒的に出し入れがしやすいのだ.縦横比が小さいフジのデジカメと比較するとよくわかる.電池もリチウムイオンと単三乾電池(2本)両方使える.しかも収納場所は同じなのだ.よく出来ている.Panasonicのオキシライドを使えば乾電池でもかなり使える.

写りについてはホワイトバランスがどうもうまくいかないとかパ-プルフリンジが目立つとか歪曲が大きいとか色々不満がある.ま,メモカメラとしての用途で買ったのだし,結局オークションの出品写真を撮るのがメインになってしまっているからいいんだけど・・・.ただ緑の発色はやっぱり気になる.下はGXで撮ったサイズ変更以外は加工していない写真である.
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これはとても不自然に感じる.色調整をハデハデにしたテレビみたいだ.Photoshopで見たときの感じに近く調整したのが下の写真.撮ったときは薄曇だったから,こんなものなのである.
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今まで使ったデジタルカメラの中でいちばん画像が気に入ったのはSONYのS70だった.最初の300万画素機で,特にシャープというわけではないがナチュラルでいい色,トーンだった.なんちゃってツァイスレンズも馬鹿にしたものではなかったのかもしれない.バッテリーの持ちは今の水準から見るとあまり良くなかったがリチウムイオンだからこまめに充電すれば不便でもなかった.しかし買ってから一年三ヶ月経ったら故障してしまったのだった・・・.

S70から5年以上経って,コンパクトデジカメの性能は電池の持ち,ノイズリダクションは進歩したし小さくなったが画質はそれほど向上していないような気がする.かといってまたS70に戻れるかというと,そうもいかないなぁ.画質うんぬんするなら素直にデジ一眼を買えと言うことなのだろうか.

改めて保存しておいたS70の画像を見てみたらかなり軟調である.レタッチしてトーンを整えるとノイズが目立ってくる.下の写真はS70のものである(リサイズのみ).
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ちょっとデジ一眼が欲しくなってきた今日この頃.
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# by auf1028 | 2006-03-11 21:10 | Comments(0)

古い板壁

Xylocopalさんにアドバイスいただいて,スキンを変更した.Xylocopal's Photologを見るようになったのはつい最近のことで,そもそもは2ちゃんねるのデジ板猫スレからXylocopal's Weblogへ誘導され,そこからPhotologへ行ったのだった.ところがXylocopalさんの作ったサイト,Jewles of Nostalgia(蛇腹カメラのページ)はずっと前に訪問したことがあったのである.ちょっと不思議な縁を感じた.かつてムービー関係の業界にいたことや年代も共通しているので親近感を持ってしまったのだった.

しかし私は(食べたことはないが)天下一品ラーメンはダメだと思う.食べられないことはないと思うが・・・.私の好みはかつて恵比寿で盛況を誇り,その後六本木,浅草と転進した「元祖恵比寿ラーメン」である.約一年前に東京へ行ったとき,久しぶりに食べた.7年ぶりくらいではなかったろうか.チャーシューは形も味も変わっていたがラーメン自体はそんなに変わっていなかったと思う.もう行列の出来る店ではなくなってしまったようで,何も知らなければごく普通のラーメン屋である.しかし以前の移動できない屋台(?)時代から知っている私には実に感慨深いものがあったのだった.今年も東京へ行くのでまた食べたい思っている.
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2005年9月 Mamiya RB67 90mm F3.8 Kodak EPP 北海道勇払郡占冠村ニニウ

ラーメンとは何の関係もない古い板壁である.廃校になった校舎の壁.下側が白くなっているのは冬季に雪がこの辺まで積っていたからだろう.私は普段,こういう被写体は撮らないのだが,このときはどうも撮らずに帰れないという気になったのだ.撮った本人は状況を知っているからいいが,第三者がいきなりこれを見せられたらそうだろうか.古い板壁であることはわかるだろうが,それだけである.人によっては板や釘の並びにデザイン的な面白さを感じるかもしれない.

では解説文を付けたり周囲の状況を説明する写真を加えればいいのか.そうではないだろう.写真を提示するだけで私の感じたものを人に伝えるのはとても難しい.と,改めてそんなことを考えてしまうのだった.

この板壁は今年,4×5で精密に撮り直そうと思っている.そのときはこの写真より少し引いて地面を入れた方がいいのか,入れない方がいいのか,両方撮っておけばいいかぁ,などど今から考えているのであります.
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# by auf1028 | 2006-03-06 22:16 | Comments(0)

Photo CD

約10年前にKodakが始めたPhoto CDサービスは画期的だった.当時フィルムスキャナは高価で個人が買えるものではなかった.たしか,NikonのCOOLSCAN初代機が出たのと同じ頃だったと思う.このスキャナも最初の個人ユースのフィルムスキャナとして画期的な製品だった.これにしてもまだまだ高価であり,高性能のMacかPCと合わせると相当な金額となるので指をくわえて見ているしかなかった.そこへPhoto CDというスキャンサービスが登場したのである.

プロフォトCDは非常に高かったが,他にアマチュア向けの簡易スキャンサービスがあった.一コマ¥120くらいでゴミ取りはしない(多少はしたと思うが),スライドのフレームもはずさないでそのままスキャン(当然使える範囲は狭くなる)というものだった.それでも価格対パーフォーマンスは圧倒的に高い.

問題は時間がかかることであった.大きなカメラ屋や秋葉原のLaoxコンピュータ館などで受け付けていたが数日から一週間近くもかかる.当時新宿にプロラポがあり,店頭にPhoto CDのPOPがあったので訊いてみたら翌日か翌々日にはあがるという.料金も少し安かったのでここで何度か頼んだ.CD2枚分が手元に残っている.
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CONTAX 159MM Distagon25mm F2.8 KPL

この写真はその中の一枚.仕事でドイツへ行った際に撮ったミュンヘン駅構内.駅付近をふらふら歩いていたらいつの間にかホームへ出てしまった.ドイツの駅には改札がないのをその時初めて知った.スキャンした画像のクォリティとしては数年後に捨て値で入手したNikon COOLSCAN IIとくらべてもかなり上である.

最初はファイルをMicrographicsのPicturePublisherでレタッチし,EPSONのインクジェット・プリンタMJ-800Cでプリントしていたが結果はあまり良くなかった.しかし2,3年後に発売されたEPSON PM-700Cでプリント,あがりを見て驚いてしまった.どう見たって暗部が出なくてエッジがぽけるダイレクト・プリントよりいいのである.もちろん写真のプリントというよりやや印刷物に近い印象であったが(当たり前だ)私にはそれがまた好ましく思えた.前々からカラー写真に関しては眠いプリントより印刷物のほうがいいと思っていた.これからはモノクロ写真のオリジナル・プリントはアートとして残るだろうが,カラーに関しては自家プリントの時代になる,そう確信した.当時同じ思いを持った人も多かったのではないだろうか.
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# by auf1028 | 2006-03-05 13:58 | Comments(2)