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マイクロフォニックス:ラインアンプの実験

十数年前真空管アンプを作り始め,パワーアンプを二台ほど作ってどちらも音が出た.よしよしということで次はプリアンプですね.CR式フォノイコライザを作ろうと参考になりそうな回路図を色々見ていました.気がついたのはほとんとがMT管を使っていること(佐久間さんは別として).まぁ12AX7という球の存在が大きいんだろうなと思っていました.

しかしへそ曲がりの僕はGT管でなんとか行けないかと考えてました.MT管はハカマもなくどうも格好悪い.そのうちMJ誌の記事だったか?に「GT管はMT管に比べマイクロフォニック・ノイズが出やすく,フォノ・イコライザに使うと色づけが大きい」とかなんとか.な~るほどと思い,それではMT管よりさらに小さいサブミニチュア菅を使えばもっとよかろう.ということでサブミニチュア菅を色々集めたりしました(極端だよな).

結局フォノ・イコライザは電源部を作っただけで頓挫してしまい,手元には数十本のサブミニチュア菅が残りましたとさ.

さて,3A/109Bラインアンプを作るときST管,それも直熱管を使うのはマイクロフォニックスの点で不利であることは十分承知しておりました.でも今は考え方が変わりました.色づけがあったとしてもそれが快く聴ければ別に構わないと.作ってみるとやはりボリューム最大で管壁を爪で軽くはじくとスピーカーから音が出ます.Oリングを介してソケットをつけたりソコソコの対策はしましたが,それでもマイクロフォニックスによる色づけはあるんだろうとな思っています.

ふと思いついた.色づけの程度を確認したい.球をMT管に換えてみるか・・・大幅な改造なしで.現在のOPTに対し,6BQ5はヒーター電源さえ手当できればそのまま行けますね.でも持ってない.電圧増幅管では低内部抵抗のコンピューター管,手持ちでは5687,6350,7119なども使えるかな.5687の近似管6900も行けるでしょう.

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ってことでいささか乱暴な実験をしてみました.改造は一切なし.内部の端子板からプレート,カソード,グリッド用に線を引き出しただけ(結構な長さですよ).すぐに元に戻せます.ヒーターは外部から給電.6900はヒーターが2ユニットで6.3V/1Aという大飯喰らい.かなり熱くなります.

聴いてみると・・・高音も低音も景気よく出ますねぇ.相対的に中域は引っ込む.少し元気ありすぎではないかと思うくらい.う~ん,しばらく聴いてみないと・・・.
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by auf1028 | 2012-05-31 19:26 | オーディオ | Comments(0)

親子の樹

この樹は前にもアップしましたが葉がほとんどない時期でした.緑の葉と山の雪が同時に撮れるのは今だけということで撮りに行きましたが,段々雲が増えて快晴から薄曇りになってきました.もう少し遅い時刻に撮りたかったんですがね.

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親子の樹な~んて書きましたが,この方向からだと寄り添うように見えますけど実際そばに行くと離れてるんですよね.

 
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by auf1028 | 2012-05-30 20:53 | 風景 | Comments(2)

WBダウントランスをテスト

ダウントランスをWBトランス200V→100V 300VA×3に交換しました.合板に取りつけただけでまだ暫定です.とはいえある程度ちゃんと配線しないと危険です.結構時間と手間が掛かりました.

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たまたま手元にあった松下電工の壁コンと大昔スピーカー・ケーブルに使っていた藤倉2スケアのOFCポリエチレン+PVC被覆二芯ケーブルを使用.ケーブルは製造年がプリントしてありますが1984年ですよ.ヴィンテージに近い領域ですね.(笑) 200V部分のケーブルは前のトランスについてきた古~いゴム被覆ケーブルです(0.75スケアくらいのが4本 スターカッドになっている).暫定といいつつケーブル類とアウトレットは本番でもそのまま使う可能性大.

トランス,二個は普通の端子台ではなくWAGOのスクリューレスです.この手はあまり好きじゃない・・・気分的にはネジでがっちり止めたいですねぇ.まぁ,端子のスプリングはかなり強力ですからネジの締め忘れや緩んでくる事がないし,何より手軽ってのはわかるんですが.この端子,2スケアのケーブルは入らない.仕方なく細いケーブルを介してつけました.

トランスの唸りは認められず発熱も触ってわからない.省エネを達成しています.電圧は高めに出ていますが,うーんなんとか許容範囲か・・・.

さて,音なんですが驚くほどの変化はありませんがなんとなく違う.微妙な変化を感知するのはなかなか難しいものです.少しでも音が変化した場合,「よくなった」と思いたいのが人情です.かかった費用や労力が大きいほど深いバイアスがかかりがちです.今回は費用,手間ともソコソコですから効果もソコソコかもしれません.(笑)

歪み感が減少,見通しがよくなったかな・・・しばらく聴いてみないとはっきりしたことはいえませんが,使い始めでこの状態ならエージング後は期待できそうです.トランス自体も使い方も全然違うのでこの効果がアイソレートされた事に拠るのかどうかはさっぱりわからないですが,無駄ではなかったのは確かなようです.
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by auf1028 | 2012-05-27 21:23 | オーディオ | Comments(2)

異形の樹

いつの間にか初夏といってもいい季候になってしまいました.うーん,少し前まで朝晩はストーブを焚いていたのだが・・・.少し高い場所へ行くとまだ新緑です.

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妙な形の樹があったので撮ってみました.自然に生えている樹は(針葉樹系は別として)真っ直ぐに端正な形をしているものばかりではありません.環境に応じてなのかとんでもない生え方をしている樹はよく見ます.

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by auf1028 | 2012-05-26 20:45 | 植物 | Comments(2)

WBトランス

ここ数ヶ月で私のシステムは大幅なクォリティ・アップを実現しました.先だって「オーディオ喫茶 我風」のオーナーが来訪,「お,ヌケがいいじゃない」とのお言葉を頂きました.(その後またいじって)ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードでジャズを聴いた経験のあるT氏にビル・エヴァンスのヴィレッジ・ヴァンガード・ライブをお聴かせしたところ「ヴィレッジ・ヴァンガードの店内にいるみたいだ」との有り難いお言葉を頂きました.(その後また変えた)

しょっちゅう聴くアルバムを聴いてもよく分からないのだけど,数ヶ月聴いていなかったディスクを聴くと自分でもその変わり様に驚きます.

さて,音の進歩に一役買っている200V→100Vのダウントランスを試してみたのは一年近く前,そのときは別に変化はないと思ったけれど再びやってみたら効果が分かった・・・と前に書きました.システムのグレードが上がったので分かるようになったと理解しておりますが・・・少し気になっているコトが二つ.

1.トランスを複巻(絶縁トランス)にしたらどうなるか.2.デジタル機器は別トランスにした方がよいのではないか.

1については現在得られている効果が「単相三線の中性線を使用しないこと」に拠るのならば,変化はあまり期待できないかもしれない.現在使用中の機器内に使われている電源トランスはすべて絶縁トランスですし.一般的な絶縁(アイソレーション)トランスによるノイズの低減効果はあまり期待できないことは電研精機のホームページに載っている通りでしょう.絶縁トランスとノイズカット・トランスは別物です.

・・・そもそも家庭内ACにノイズが乗っているとしてそれが音にどう影響するのかって問題もあります.これはノイズカット・トランスを自分で使ってみないことには分からない.web上には多数の報告が見られますが,各自の環境が違いますのでね.

2については分離した方がいいような気がします.

で,オークションでトランスを物色していました.この手の機器組込用トランスはオークションを使えば普通に買う数分の一の金額で棚ズレなどの新品,または中古の取り外し品を入手できます.適当なものが出品されていればですが.パワー・アンプとライン・アンプ用に500VA~1KVA,デジタル機器用に100VA~200VAが各一個あればいいかと.

とにかくやってみないと分からない.(やってみても分からないかもしれない)

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予定とは違ったんですが先日見つけて落札してしまったのがこれ.WBトランス三個です.一見Rコアトランスと似た扁平な形状ですが,コイルとコアの位置が逆転しています.つまりコイルに鉄芯(?)が巻いてある(もうコアじゃないね).一般的なEIコアのトランス比2/3程度かそれ以下の重量,体積だそうでその分材料費が少なくて済みローコスト.かつ損失が少なく高効率ってコトで産業機器組込用として普及しつつあるようなのです.トランスの無負荷損(鉄損),負荷損(銅損)に消費されるエネルギーは日本全国で考えるとバカにできないものがあります.

国電機製300VA,欧州規格(CE)を二個,清水電機銘が一個ですが型番は同じで,端子形状が違いますが同じものしょう.これをパワー・アンプ,ライン・アンプ,デジタル機器用に各一個使います.

1KVAのEIコア・トランスの新品も安く出ていましたが,EIコア・トランスの損失による発熱の多さにやや辟易しているので,少々高くつきましたがこれにしました.縦型なので並べると現在1KVAのトランスを入れているケースに入ります.パワー・アンプの消費電力に対してもちろん定格内ですが余裕が少ないのがどう出るか?
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by auf1028 | 2012-05-23 21:22 | オーディオ | Comments(0)

部分日蝕

北海道では金環蝕にはならず部分日蝕止まりでした.BE-PAL誌付録の日蝕グラスで見ましたががけっこう欠けましたね.五日月くらいに見えた.快晴だったのですが,陽が射しているにもかかわらず光量は半分以下ってのがよく分かりました.変な感じでしたね.

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今日はとてもよい天気で暑くも寒くもなく快適.セミが鳴いてました.


全く関係ないのですがweb検索していて偶然「アフリカ・バンバータのPLANET ROCKはクラフトワークのTrans-Europe Expressが元ネタ」というのを見つけ,Youtubeで聴いてみた.うーん,ホントにパクってますね.さらにPLANET ROCKのリズムをパクったのがポール・ハードキャッスルってコトなんですかね? それにしてもクラフトワークはやっぱり偉大です.

YoutubeにはJason Moran Trio(ジャズです)の演奏するPLANET ROCKもあってけっこう面白い.Moranが少年時代によく聴いたのかな.
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by auf1028 | 2012-05-21 22:22 | その他 | Comments(2)

モノクロとカラーと

たまにモノクロ写真(作品としての)を見るとモノクロもいいもんだなぁと思う.僕もかつてはモノクロフィルムで撮り,現像して自分でプリントしていたのだが,今思えばとんでもなく手間が掛かった(でも楽しい作業ではあった).その記憶があるからモノクロもいいな,と思うのかというと,やはりそれだけではないと思う.

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カラーの方が情報量としては多いわけだ.しかし写真によっては色情報なんか不要,というより余計な場合もある.カラー写真は説明過剰なのだ.ゆえに見る側の想像力を限定してしまう.去年のアカデミー賞受賞作のように,ストーリーを追うのにカラーは必要ない.

黒澤明の「七人の侍」がカラーだったらもっと良かったと思う人はあまりいないだろう.黒澤明は自作品にカラーをなかなか採用しなかった.そして初のカラー「どですかでん」では色彩に徹底して凝った.でもどうなんだろう,その成果はというと微妙と思うのだけど.

カラー映画初期,東宝で働いていた人に少し話しを聴いたことがある.カラーフィルムは感度が低くて大量のライトを必要とし,大変だったそうだ.ライトはハロゲンではなく普通のタングステン球,最大のライトは10KW,球は人間の頭よりずっと大きいのだが中に砂が入っていた.使っているうちにバルブの内側に煤がついてくる.球を逆さにして砂を動かしてその煤を除去するんですよ.撮影前に徹底して球掃除をし,さらに点灯して選別したそうだ.使っているうちに色温度が低下してくるから.

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モノクロはいい,けどデジタル・カメラで撮ったデータをモノクロで提示するのも何かしっくりこないです.今までデジで撮った写真を見ると,色がついているからなんとか見れるのばっかりだなぁ.

Canon F-1 FD28mm F2 Kodak 2475RE Canon EOS 5D Planar 50mm F1.7
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by auf1028 | 2012-05-17 22:18 | カメラ,写真 | Comments(10)

トランス到着

AMPEXのトランスが到着しました.程度はまぁそれなり.思っていたより小さいです.よくあるタムラの入力トランスと比べて径は同じくらい,長さは少し短い.一個のピンが数本内側に曲がっており,中でも一本,曲がりがひどくてソケットに挿さりそうもないのでプライヤーで修正.ぽっきり折れやしないかと,ひやひやモノでしたが大丈夫でした.

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このトランス,同じ型番で三種類あるようです.今回のは黒ベースに金メッキピンですが,緑ベースのもありこちらは数が少ない.黒ベースより新しいのかもしれない.できればこちらが欲しかったのですが(数が少ないと欲しくなってしまう)ね.あと黒ベースでピンが金メッキでないモノがあり外径が少し小さめです.こちらは明らかにコストダウンの結果と思われるので敬遠しました.トランスの製造メーカーも変わっているかもしれない・・・ってのが入札前に下調べした情報なのだけど実物を見ると(オークションの写真もそうだが)茶ベースですね.うーん,もう一種類あるってコトなのかな?

AMPEXにトランス製造部門があるとは思えないので,どこかのトランス・メーカーの供給でしょうがTRIAD,UTC,PEERLESSなどが考えられます.これら以外かもしれない.この辺の情報は全然ありません.

ケーシングの準備はしてありましたがとりあえず拙速で結線し,音を聴いてみます.

ここの所電源部にちょこちょこ手を入れていました.結果,低音が出るようになりヌケがよくなった.さらにCREEのSBDにも少し細工をし・・・全然音が変わってしまいました.単純なチョーク・インプット電源にまだ手を入れる部分が残っていたとは全く意外でした.非常によくなったのだが反面中域が少し薄くなった感がありました.トランスをAMPEXに換えると中域の密度感がぐっと増します,良くも悪くも.ワイドレンジ感はないけど必要な帯域が充実.音離れもよい.音の目鼻立ちがくっきりした感じ.感覚的表現で申し訳ないのだがそうとしか言いようがない.

Hi-Fiじゃないけどこれはこれで音楽を聴くにはなかなかよろしい.まずは成功です.数ヶ月前の音とはもう全然別モノ.1960~70年代のアルバム,とくにポピュラー系はAMPEXのミキサーで録音されたものが非常に多いはずです.このトランスを経由したものも結構あるんでしょうね.

 
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by auf1028 | 2012-05-12 23:47 | オーディオ | Comments(0)

Ampex 4580200-01 Bridging Input Transformer

初めてebayで落札しました.といってもBidbuy経由なんですが.落札したのはこれ.(オークションの写真ですがブツが中央にないのがユニーク)

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現在,逆位相ドライブのためにTANGOの600Ω:600Ωのトランスを使っていますが本来もっと一次インピーダンスの高いトランスを使うべきです.しかし一次10Kくらいで1:1(1:2でもよいが)のラインレベルで使えるトランスは少ない.

現行ではLundahlにハイインピーダンス用として一つある.二個買うと2万円数千円になるのでそのうちにと思っていました.もう一つ使えるのが現行ではないけれどこのトランス.

20K:20K(10K説もあり)でAmpexのミクサーやテープ・レコーダーに使われていたもの.AM-10 Mixerだとマイク入力4系統とライン入力が2系統あり,ラインに関してはアンバランスで受ける場合ダミープラグ(スルー)を使い,ハイインピーダンスのバランスにはこのトランス,600Ωのバランスを受ける際は4580200-02というトランスを使うようです.

機械が廃棄されてもこのトランスはUS8プラグで簡単に外せるので取って置かれる場合が多いのでしょうね.流通量は多いです.ただしペアで出ていることが少ない.一個20ドルで出ていることもありますがねぇ.今回は@35ドルで7個出ていました.

音はどう考えてもLundahlの方が僕の好みであろうと思われますが,60年代のジャズにはAmpexが向くかもしれない・・・やってみないと分からない.将来Lundahlを購入することになりそうな気もする.回り道かもしれない.まぁLundahlの半分の金額で手に入るので.

Bidbuyの手数料18%(ポイントをためて位が上がると少し安くなる)米国内送料と日本までの送料が加わって一万円とちょっと.

Bidbuyにしたのはジャパンネット銀行が使えるからで,登録はずいぶん前にしておいたけど使うのは初めて.他社との比較はできないが入札の際手順がわかりにくい.入札即落札だったのだが「すぐ支払わないと他の人に落札権利が行く場合が・・云々」と出て・・・よく分からなかったのでそこで止めて寝てしまいました.翌朝メールが来ていて結局は落札したという.

落札から米国発送までの経緯は

2012-05-01 00:54 入札,一次決済(落札金額+手数料+米国内送料)依頼のメール着 同日振込
2012-05-05 05:23 二次決済(Bidbuyの倉庫から日本までの送料)依頼メール着 同日振込
2012-05-08 02:40 国際発送(佐川便)のお知らせ着

時間はかかると思っていました.まぁこんなものですかね.
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by auf1028 | 2012-05-08 20:27 | オーディオ | Comments(2)

雪止め

先月ですが中富良野駅付近にある煉瓦造り倉庫の屋根が葺き替えられ,雪止めも新しくなっているのに気付きました.古い建物の屋根に付いているのをよく見る雪止めですが,こんな新品状態で見るのは初めてだったのでいちおう撮っておきました.

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by auf1028 | 2012-05-04 22:09 | 家,建物 | Comments(6)