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小西六 コニレット Konitor 55mm F3.5

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1959年発売,小西六 コニレット(Konilette) II M .1953年に発売されたコニレット・・・一家庭に一台を目標として開発された簡単で安価な家庭用カメラ(コニカミノルタのサイトより)のシリーズの最終型.110×73×36mm,280gの可愛いカメラです.前面の蓋を開くと蛇腹に取り付けられたレンズ・ユニットが出てきます.向かって右側に角のように生えているのがチャージレバー(ストロークは驚くほど短い),左側がリリースレバーです.ボディとの連動は何もありません.フォーカシングは目測で前玉回転式,最短撮影距離 1m (もう少し回りますが数字がない).シャッター・スピードは 1/200,1/100,1/50,1/25秒,B .スローが省略された簡単なシャッターです.

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普通の35mmと同じ幅ながらパーフォレーションがなく,30mm×36mmの範囲に露光されます.細身のパトローネに入った専用のさくらフィルム使用で12枚撮り.このパトローネがあれば普通のフィルムを詰めて撮影することができます.ただしパーフォレーション部分にも露光されてしまいますが.下左に見えるのはライカ判用マスク.

かなり数が出たらしく,元々廉価なので中古でも安いです.ボディがベークライト製なので割れて廃棄された個体も多いと思われます.II型はトップカバーのみ金属になりました.内蔵ストロボもつきました・・・ってのはウソでこれはセレン露出計です(まだ針は振れます).このカメラを見せるとほとんどの人がストロボ内蔵と勘違いします.(笑) 世界初のストロボ内蔵カメラ,「ピッカリコニカ」が同じ小西六から発売されたのは1974年のことです.

このカメラは人から頂いたものですがわざわざパトローネを捜しフィルムを装填して使う気もしなく,飾りになっていました.このレンズ,Konitor 55mm F3.5は3群3枚のトリプレットなのですが,どうもレンズを外して一眼レフにつけて使えるようなのです.web上に作例もありました.ただ,それらはコニレット I 型のKonitor 50mm F4.5のものでしたが55mmでも大差ないと思われます.

で,EOS用に改造してみました.レンズは裏側のリング1個で留まっており外すのは容易です.EOSのボディキャップに穴をあけてつけてみました.これで行ければ楽勝・・・だったのですが残念ながらそううまくは行きません.近距離しかフォーカスが合いません.それで別にゼニットのレンズリアキャップを裏側に接着しボディキャップの厚み+接着剤の厚み分下げてみました.これで無限遠は出ましたが少しオーバー・インフです.後で時間をかけて調整することにします.

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とりあえず家の周りで撮ってみました.
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Canon EOS 10D 1/750sec. ISO 200 RAW
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Canon EOS 10D 1/3000sec. ISO 200 RAW
ちゃんと写りますね.黒が締まらないのはしかたがありません(レタッチしました).2枚目は1mより近づいて撮ったのですが,手前のアウトフォーカスになっている部分はピクセル等倍で見ると盛大に流れています.やはり近距離は不利か? 絞りが開いていたせいも?

前玉回転式はコンパクトにできる利点はありますが近距離になると収差補正の点で不利になります.無限遠に固定しておいてヘリコイドで焦点調節した方がたぶん良いと思いますが,難しそう.

実用になるカメラ・レンズとして最低限の枚数から構成される(1群2枚のべス単などは別として)トリプレットには以前から興味がありました.ツァイスにはTriotarという3枚構成のレンズが存在します.ローライ・コード用やローライ35用トリオターにより,トリプレットでも立派に写ることは証明されています.どうも三枚玉特有の写り方があるような気がするんですね.4枚のテッサーになるとあまり感じない.しばらく研究してみます.
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by auf1028 | 2007-02-25 20:30 | カメラ,写真 | Comments(0)

FUJINON CP210mm F11

このレンズをネット・オークションで入手したのは1年前.あまりに安かったので入札してみたのですが,3番シャッターに組み込んで4×5で使えるかもしれないと思ったのです.いわゆる産業用レンズというやつで何かの機器に取り付けられていたのでしょう.廃棄されるときにレンズだけははずされて古物商経由に流れていった,そんなところでしょう.製版用レンズに近い印象ですが絞り固定F11というのはちょっと使いにくい.普通の製版用レンズは絞りがついています.
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しかし到着したレンズはがっちりしたアルミ削り出し(?)の鏡胴に組み込まれ,金属とガラスの塊という感じで非常に重く,フロント部分のヤワなスピグラ系で使うのは無理そうです.

手元にあったMamiya RB67用レンズ,ジャンクのSekor 180mm F4.5Cの鏡胴に組み込んでみることにしました.このSekor 180mmは(たぶん)テッサー・タイプでレンズ・シャッターですが,光学系を外すと鏡胴に絞りとシャッターが残るのです.レンズ系の直後にシャッタ-があるビハインド・シャッタ-なのですな.

取り付けるために鏡胴を加工している最中,ふとレンズ越しに自分の手を見るとあれっ,黄疸のような色をしています.そう,これはいわゆる放射能レンズだったのですね.(先日このレンズのことをXylocopalさんのブログでレスにちょっと書いたのですが 思い違いでFUJINON M250mmと書いてしまいました FUJINON Mはこれと同様絞り固定の産業用レンズですが焦点距離はもっと短いのです)

大昔に買ったCC(色補正用のシート・フィルター)B10というのをつけたらまぁマトモに近い色に見えたのでつけっぱなしにすることにしました.
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で,Mamiya RB67に6×8cmホルダーで撮影してみたのがこれです.フィルムはFUJI RDP III.周辺減光が顕著です.これはイメージ・サークルが不足しているのではなく,レンズとシャッタ-とが離れすぎているためでしょう.レンズ直後にシャッタ-を置ければ周辺落ちもなく,ひょっとしたら絞りも使えるかもしれないのですが,そうするためには大変な加工をしなければならず手持ちの工具では不可能です.

フォーカスは山に合わせたので手前の家は少々アウトフォーカスになっています.やはり撮影のときはもう少し絞りたいですね.描写はなかなかよろしい.これではちょっと青すぎるかな? 

それにしてもこのレンズでなければという被写体もないだろうし,苦労して加工したわりに出番はあまりなさそうです.歪曲などはほぼ完璧に補正されているんでしょうが.本来はもっと近距離での撮影で最高の性能を発揮すると思われます.ま,これもレンズ遊びの一環ということで.それにしても・・・重い.(笑)
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by auf1028 | 2007-02-18 17:44 | カメラ,写真 | Comments(2)

暖冬ということですが

あちこちから季節がひと月早まっているんじゃないかという声が聞こえてきますが,当地も暖冬小雪ではあります.公式なデータは見ていませんが今冬はまだ20℃(もちろんマイナスです)行った日はないんじゃないかなぁ.雪の方は例年より少ないとはいえ,それなりの量は降っています.暖房費や除雪の労力を考えるとうれしいことではあるのですが,困る人ももちろんいるわけで.
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Canon EOS 10D EF100-300mm 145mm F13 1/350 +1/2EV ISO 400 RAW

今季は北方からの寒気が降りてこないからということで必ずしも地球温暖化に結び付けては語れないのですが,当地で生まれ育った人は皆「昔は今より寒くて雪も多かった」と口を揃えて言います.30℃になると休校,25℃で始業2時間遅れ(だったかな?)というルールがあったそうですから.
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Canon EOS 10D Tamron SP17-35mm 20mm  F9.5 1/2000sec. +1EV ISO 400 RAW

それにしても不二家はどうなるんでしょうか・・・.フランチャイズで店を構えていた人達はたまったものじゃないですよねぇ.
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Canon EOS 10D EBC FUJINON 55mm F1.8 F16 1/60sec. ISO 400 RAW
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by auf1028 | 2007-02-08 20:42 | 風景 | Comments(2)