カテゴリ:化石( 4 )

イノセラムス

ここのところ非常に忙しく,アンプ製作は秋までお休み.写真もほとんど撮れない.ってことで古いネタですが.

先日の林道歩き,書いたように高い湿度と変化のない景色で早々に終了した.その後三笠方面に進み芦別川でちょっとだけ化石探しをすることにした.道路沿いに車を停められ,簡単に川原に降りることができる初心者向けの場所.6月なら簡単に川原へ降りられるのに今は草が背丈以上に生い茂っており,かき分けつつ足下を確認しながら降りる.

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こんなのがありました.僕が割ったのではなく誰かが割って,目立つ所に置いていった.たぶん知ってる人だ.イノセラムスの化石ですがアンモナイト・ハンターにとってイノセラムスは釣りにおける外道みたいな存在で,あまり持っていく人はいないようで.学術的には「示準化石」として重要な側面もあるとのこと.つまり地層の年代を特定するのに使えるということですね.

僕も最初のうちは持って帰りましたが今では置いていきますね.まぁ,そもそも形が面白くないしねぇ.イノセラムスの化石を一般人に化石の代表的サンプルとして見せると「貝ですか」「貝です」・・・いつもそれで終わってしまいます.(笑) 占冠で一度30cmクラスのを見たことがありますがあれは迫力があった.しかしとても持って帰れない.表面は風化していたしね.

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こちらは僕の割ったノジュール.このように表面に凹凸が見られるノジュールは何か入っています.残念ながらこれもイノセラムスだった.でもその上に見える丸い形状の物体はたぶん異常巻アンモナイトの一部だと思います.あと妙なモノを見つけたので持って帰りましたがまだザックに入ったまま.報告は後ほど.30分ほど居ただけだが風もなくとにかく暑い.やはり化石探しは6月だなぁ.

EOS 5D EBC FUJINON 55mm F1.8
 
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by auf1028 | 2010-07-30 00:16 | 化石 | Comments(2)

異常巻アンモナイト

例年ならそろそろアンモナイト探しに行く季節なのだが,今年は雪解けが遅れており川はまだ増水中.それでも行く人はとっくに行っているはず.川原だけにあるわけじゃないですからねぇ.笹をかき分け道なき道を進み,崖を這い登り探していることでしょう.私はそこまではできないので~.

これは数年前採取した異常巻アンモナイト化石の一部.異常巻とは普通のカタツムリ的形状からかけ離れた姿を持つアンモナイトで,このページにいくつか写真が載っています.

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北海道で産出する化石は大部分がノジュールという硬い石灰岩質の岩に入っています.このノジュールはとても硬い.たぶん化石本体より硬いです.従って異常巻アンモナイトの本体だけを岩(母岩といいます)から取り出すのは至難の業.途中で折れたりして後で補修する場合が多いのではないかな.そもそも化石を見つけた時点でもう割っちゃってる場合が多いですしね.

EOS 5D Mamiya 80mm F4 Macro
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by auf1028 | 2010-05-12 18:33 | 化石 | Comments(0)

アンモナイトを探しに~後編

ここ数日,EOS 10Dのスクリーン交換やっていたもので,なかなか更新が出来ませんでした.スクリーン交換はなんとか成功しました.これでMFが楽になります.

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 しばらく川原を歩いているとすでに割られているノジュールが.あれ,アンモナイトが入っている.よく見たら割る際にアンモナイトも割れてしまったんですね.それを元の位置に置いてある.残りを掘り出しても一部が飛散してしまっているので完全には復元できないです.さして珍しい種類でもないので次に来る人は欲しかったらどうぞ,ってことでしょう.うーん,私の知ってる人かも知れないです.

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 こんな風にアンモナイトの一部が見えているノジュールもあります.割ってみたら残りの部分も見えてきました.ノジュール自体はクリーム色なのに,割った面はこのように灰色なんです.

さらに歩いていくとめぼしいノジュールはすでに割られています.私と同じコースを歩いているんですね.考えることは同じです.いささかやる気をなくして,場所を変えることにしました.

次の場所は川原近くまで車で行けるので楽ですが,それだけに多くの人が来ている可能性があります.ただ,今までたいしたものは見つけていない場所でもあります.ダムの数キロ下流です.ダムの貯水のため川原はかなり干上がっています.簡単に川を渡れます.しばらく下流に歩き,しゃがみこんで小さめのノジュールをコンコンやっていると・・・あれ,目の前をチョロチョロ水が流れていくではないですか?
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 ここは完全に干上がった川原で水が来るはずがないのに・・・.はっと気がつきました.ダムの放流だ~! もう川は増水して渡ることは不可能です.戻れない.えーしょうがない,とにかく川の上に道路があるはずなのでそこまで這い上がることに.笹薮をかき分けかき分け,土ほこりだらけになりながらも道路まで上がりました.やれやれ.反対側の川原でなくてよかった.反対側の上は崖です.とても上がれない.

道路をてくてく歩いて川の反対側,車のところまで戻りました.今日はこれで止めておくことにします.

ここから三笠市までは車でほんの20分.三笠市幾春別のそば屋,「更級食堂」でそばを食べてから帰ろう.
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 ここは名前のように大衆食堂なのですが,そばは安いのに本格的です.なんとか製麺から配達された麺じゃなくてちゃんとした自家製です.やや平たいそばは私の好みです.欲を言えばつゆが・・・いやいや値段を考えたら文句は言えません.今日は大もり¥500.たまにかけそばと親子丼なんて注文しますがそれでも千円以下です.あ,そばの写真を撮る前に食べてしまった.

この建物はなかなか面白いです.まず暖簾をくぐって中にはいるとさらに入口が右と左にあるのです.銭湯みたい.初めての人は一瞬迷いますが別にどっちでもいいのです.流れとしては左から入り,勘定を済ませてから右から出るとよろしい.そういえば神田,「まつや」も入口と出口が別だったなぁ.
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 店内は異様に天井が高いです.実は昨年改装されてしまい,照明器具,壁,床,テーブルと椅子が新しくなってしまいました.その前はまるで昭和中期にタイムスリップしたような気分が味わえたのですが.現在は昭和後期になってしまいました.

午後3時過ぎに行ったら客は誰もいませんでした.珍しいことです.昼時はとても混みます.時間をずらした方がいいです.と言って午後2時頃になるとそばがなくなってしまうことがあります.一日二回(以上)打つ,そば屋の常識ですね.

 
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by auf1028 | 2006-06-09 20:31 | 化石 | Comments(4)

アンモナイトを探しに~前編

先日車で30分ほどの川原へアンモナイトの化石を探しに行ってきました.北海道には白亜紀の地層がかなりの範囲で露出しています.数千万年前に海底だったのが隆起したのです.

なお,今回の写真は大部分Richo GXで撮りましたが一年前の写真も混ぜて構成しています.

道路から少し入った場所に車を止め,斜面を降りて川へ.降りるときはいいですが帰りは結構大変です.
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まだイタドリが成長していません.あと数週経つとイタドリで川が全く見えなくなるでしょう.この時期の植物の生長の早さは驚くべきものがあります.距離感を出すために遠景をぼかしてみました,っていうのはウソでいちばん手前にAFが合っちゃったんです・・・.

さて川に着きました.お,動物の足跡が.鹿でしょうか.熊はもっと大きいから.道路の近くですから昼間,熊が出る可能性は低いです.が,沢に入るときは安心できません.
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化石はノジュールという石に入っています.石灰質で恐ろしく固いです.
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この石は25cmくらいの大きさですが,もっと大きなノジュールが割れたものでしょう.小さなアンモナイトや小さな生物の殻がごちゃごちゃと入っています.

川の中に大きなノジュールが.こんなのは削岩機でもないと割れません.割ってみたいですが・・・.すべてのノジュールに化石が入っているわけでもないのです.
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化石を探しに行くときの装備を紹介します.まずハンマーです.「土牛」ブランドのコンクリートブロック割ハンマー.先が焼入れてあります.これでないと固いノジュールは割れません.普通のコンクリートハツリ用もダメです.いわゆる鉱物ハンマーもダメ.最初知らないで東急ハンズで買ったんですけどね~.これはベテランの方に教えてもらいました.ヘッドが緩んでくるので2本のステンキャップボルトで止めています.柄にテニスのラケット用テープを巻いています.
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ポリカーボネイトのゴーグル.石を割るとき破片が飛んできます.顔に当たって血が出ることも.眼鏡をかけてる人は省略することが多いみたいです.でも眼鏡に傷がつくんじゃないかな.
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熊撃退用スプレー.まぁ気休めですがないよりましでしょう.あとはゴム長靴,新聞紙(採った化石を包む),水などです.あ,今日は熊よけ鈴を忘れてきた.
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このように岩盤の中にアンモナイトが埋もれていることもあります.これは20cmくらいありますね.しかし圧力と熱で非常にもろくなっているので取り出すのは難しい.

<続く>
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by auf1028 | 2006-06-03 23:53 | 化石 | Comments(7)