カテゴリ:オーディオ( 170 )

デサルフェーター

大部分の人が聞いたことないと思います.僕もこの間まで知らなかった.デサルフェーターとは鉛バッテリーの電極に付着したサルフェーション(硫酸鉛の結晶)を除去するものです.

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硫酸鉛の結晶が付着すると実質的に電極の面積が小さくなりバッテリー性能が低下します.デサルフェーターは間欠的にパルス電流を電極に加えることによって硫酸鉛を電極から剥離させるということです.

サルフェーションは目視できます.液補充用キャップをはずして細いライトで内部を照らすと電極に白いものが付着しているのが見えました.

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パルスの加え方には色々あると思います.自作用キットをwebで頒布している人もいます.ヤフオクにも完成品が時々出ます.メーカーで販売している製品もありますが高いです.

たまたま完成基板が「新春特価」としてヤフオクに出ていましたので入手しました.1000円.

バッテリーに並列に接続します.つまり電源はバッテリーです.ずっと繋いでおくとバッテリーが消耗しますのでこの基板は13V以上の電圧のとき作動するようになっています.

音楽を聴くときこのパルスはノイズとなるのでスイッチでオフするようにします.フロート充電の際は13.5Vくらいの電圧がかかるのでスイッチを入れると動作しっぱなしとなります.

現用のバッテリーは車からはずした直後,フル充電しても12.7Vくらいまでしか行きませんでしたが,先日計ると13.2Vでした.少し性能回復しているようです.デサルフェーターの使用でもう少し改善できるかもしれません.



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by auf1028 | 2018-01-16 21:01 | オーディオ | Comments(2)

バッテリーに端子金具を取り付け


端子金具って書きましたがターミナルとかバッテリー端子といって売られています.でもターミナル(端子も同じ)ってバッテリーからツノみたいに出てる部分のことですよね・・・.

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ターミナルの太さに二種類あります.乗用車などはB型,トラック用などはそれより太いD型.間違えてD型用金具を注文してしまい付けようと思ったらブカブカ.仕方なくB→D変換アダプター(反対もあります)を追加購入してようやく取り付け.ヒーロー電機の板タイプです.

マリン用やキャンピングカーのサブバッテリーとして使われる,いわゆるディープサイクル用バッテリー(実は最初これを使わないといけないだろうなと考えていました)は,ターミナルの横にボルトが出ていてこのような金具がなくてもケーブルが取り付けできるようになっているものが多いです.

金具のネジ部分にインバーターと充電器からのケーブルを接続します.ワニ口ケーブルで常時接続は危ないですから.

インバーターと充電器を置く台というか棚というか・・・も作らないといけないのですが作業場は寒くて長時間居られず春になってからになるかも.

ハヤシラボの結果からすると24V仕様の方がいいらしいのですが,当分は12Vで運用です.



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by auf1028 | 2018-01-14 22:18 | オーディオ | Comments(2)

バッテリーを充電しながらインパーターを使う


元旦に未来舎のバッテリー充電器CH-1225GTが到着しました.バッテリーに負荷を接続しながらでも使え,充電終了後フロート充電(電圧を維持しながら極少の電流を流す)に自動的に切り替わります(負荷が適切ならば).つまり繋ぎっぱなしでよいのです.この機種はハヤシラボで使っている充電器より容量大きいです.

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充電しながらバッテリー経由インバーターの100V出力でオーディオ機器を動かします.パワーアンプが130W,ノイマンのフェーダーも繋ぎますがこちらの消費電力は微々たるものです.インバーター出力は50Hzと60Hzが選べます.もちろん60Hzを選択します.

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インバーター経由でオーディオ機器を鳴らす理由は・・・商用電源100Vはもはや波形が崩れており正しい正弦波とは言えなくなっているからです.種々のノイズも乗っているでしょう.

音はクリアー&パワフル.電圧が下がるとインバーターは自動停止するはずですが何時間聴いても止まりません.

実のところ多少波形が崩れていたって整流結果に大差ないのでは?またノイズにしても可聴域に影響ないのでは?という疑問がありましたが,この結果からするときれいな正弦波でアンプを駆動するのがベターなんでしょうなぁ.

半日以上鳴らしてインバーターのスイッチを切りバッテリーの電圧を測ります.使用前と変わらず.これってバッテリーで鳴らしているというか,充電器のスイッチング電源で鳴らしていてインバーターとの間に超大容量のキャパシタ-を挟んだ感じになっているのか?よくわかりません.とにかく結果は素晴らしいので採用です.バッテリー端子への接続をちゃんとしたカタチにしましょう.

ただし問題が.充電器のファンが充電中回りっぱなしです(フロート充電の際は停止).曲の静かな部分になると耳につきます.スピーカーの横にファンヒーターを置いている感じ.密閉するわけにもいかないし・・・.何か対策を考えなくては.

この方式,バッテリーの扱いに慣れた人以外には全くオススメできません.万一ショートしたら大変なことになります.さらにリチウムイオン電池と違って爆発の可能性はありませんが倒したら希硫酸がこぼれるかもしれません.



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by auf1028 | 2018-01-07 22:52 | オーディオ | Comments(2)

カーバッテリーでパワーアンプを駆動


先日隣に住む人のバッテリーを交換してあげました.手元に55B24のバッテリーが残りました.処分する前に充電してみたところ,へたってはいるがまだ使えないこともない.しばらく眺めていましたがこれとインバーターを組み合わせて実験してみようと思い立ちました.

DC12VをAC100Vに変換してパワーアンプを駆動しよういうのです.汚れた商用AC100Vでなくちゃんとした正弦波で機器を動作させる.

これはハヤシラボのHさんが精力的に研究されて結論は出ています.それはバッテリー直列で24V,インバーター24V仕様,充電器も24V仕様で繋ぎっぱなし.これで一晩中でもO.K..(もちろんインバーター,充電器とも何でもいいというわけではありません) H氏のアンプもEL34シングルなので消費電力は僕のと同じくらいです.

これには久々に心が動いたのですが追試は思いとどまりました.基本的に「あまり大げさにしたくない」というのがあるんですよ.今の僕は「音をよくするためには何でもする」人ではありません(今はね).

さらに「確かに少し音はよいがここまでする必要はない」との結論が出た場合機器が浮いてしまいます.12V用機器は自動車に使えますからヤフオク等で処分できるし自分で使うこともできる.しかし24Vはいささか特殊になります.太陽光発電やキャンピングカー用として需要はありますが12Vに比べるとずっと少ない.

しかし現在手元にバッテリーがあります.あとインバータがあれば試してみることができます.インバーターは非常用として前々から欲しいと思っていました.H氏の実験結果では24Vの方がよいのですが,12Vでもその片鱗は分かるでしょう.

たまたま希望のインバーターがヤフオクに出ていてゲット.

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届きました.未来舎の350W正弦波インバーター.思ったよりずっと小型軽量です.近年良質のインバーターが低価格で手に入るようになたのは偏に太陽光発電が盛んになったからでしょうね.新品で買ったとしても性能を考えると安いです.

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早速聴いてみましょう.インバーターには圧着端子のついたケーブルが付属していますがこのバッテリー端子にはつかないのでクランブで仮止め.いい加減です.

一時間のうちに色々聴きました.好きでよく聴く曲を.うーむ・・・ベールが取れた.音像はタイトに引き締まり滲みやエッジが取れた感.「クール&シャープ」ではなく「ニュートラル&シャープ」.僕としては低音がもっとヘロヘロでもいいんですがね・・・.

バッテリー経由のインバーター電源が優れているというより現行の商用電源がひどいってことですかね.もちろん普通の機器を動作させるのには何の問題もないのですが.

一時間聴いてバッテリーの電圧は13Vから11.8Vまで低下していました.インバーターは10.5Vで止まります.パワーアンプの消費電力は130Wほどです.

久々のブレイクスルーって感じです.未来舎の充電器を入手せねば・・・.



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by auf1028 | 2017-12-28 20:19 | オーディオ | Comments(2)

アンプ輸送用木箱


前にちょっと書いた兄所有のTechnicsプリアンプ SU-9600,修理に出す事にしました.左チャネルの音が異常に小さい.強引にバランスを合わせてボリュームをど~んと右に回してしばらく聴いていました.この状態では当然ながらS/N比最悪でシャーというホワイト・ノイズが聴こえます.

ところが左チャネルの音量が段々増大してくるではないですか.一週間ほど経つと10:8くらいまで回復してきました.これはイケるかも?と思ったら次の日,また極少音量に戻ってしまいました.しかもバランス・ボリュームをいじる度にボッボッとノイズが出ます.こりゃダメだ・・・.

SU-9600の音は独特であると感じました.何というか,とにかく音が楽に出てくる感じなのです.こんな音のアンプは初めてです.繊細かつ徹底的に音を分析するタイプとは全く違います.非常に面白いし魅力を感じます.どうすればこのような音になるのか・・・まったく分からない.

「アンプ修理センター」に問い合わせました.ここは個人ですがサイトに「テクニクス得意」書いてあることからテクニクスにいた方なのではないかな.返答は「オーバーホールで8万円」.

何十年も前のアンプは現状の不具合を治してもしばらく経つと次の不具合が出てくる可能性が高いです.ゆえにオーバーホールということなのでしょう.「高いと思われるかもしれないが長く安心して使えるようになります」.コンデンサーをはじめ半導体も劣化の可能性があるパーツは総取替えするのでしょう.

SU-9600は上下に仕切られており,基板の数も多いです.作業内容を考えると8万円が高いとは思いません.が,メインで使おうというわけでもなくせっかく譲ってもらったので鳴らせるようにしたいってハナシで,使うか使わないか分からないアンプに8万円はいささかキツイ.

「アクト修理工房」にも問い合わせしてみました.こちらは「闇雲にコンデンサやトランジスタを大量に交換し高額修理代金を請求する修理はしておりません。」とあります.メンテ屋ではなく修理屋であるとのスタンスのようです.

「オリジナル性が高く音質に影響する部品はアンプの特性に異常が出ない限り、必要最小限に交換に止めるべきと考えております。」.この考え方も分かります.「見てみないと分からないがたぶん3~4万円」.こちらに依頼することにしました.


困ったのは梱包に使うダンボール箱で,適当なものが見つかりません.以前カセットデッキをオークションで処分したときは大きな箱を解体したものから作ったんですが大変でした.今回はそれより大きい.

手元の廃材で箱を作ることにしました.

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拙速で作りました.梱包用なのでこんなものでいいでしょう.ダンボールで二方向から巻いてPPバンドで縛ればいいんじゃないかな.少し大きいのはこの後SANSUI D607も修理に出すからです.SU-9600をこの箱で返送してもらえればまた使えます.



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by auf1028 | 2017-11-09 21:42 | オーディオ | Comments(3)

LUX SQ505X その2

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内部はすっきり手際よく配置されている感じ.かなりホコリがたまっていたのでハケと掃除機でできるだけ除去.今は見られないTO5とかTO18の円筒形金属パッケージのトランジスターが使われています.頭の膨らんでいる電解コンデンサーは見当たらず,ハンダクラックも見える範囲にはありません.一度修理かメンテされているような気がします.

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TUNER入力はなくAUXが3つあります.プリ部だけ,パワー部だけでも使える仕様.

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スピーカー端子はせいぜい1.25スケアまでのケーブルしか入らない感じ.パワーケーブルは直出しでなくインレットですが,端子は普通の延長コードのメス側が入ります.実用的といえましょう.

ロータリー・スイッチにPhillipsのcontact reinigerを少量吹きつけ.入力端子をクリーニング.メインスピーカーにつないでみます.普通の半導体アンプの音です.Phono 2に切り替えるときだけノイズが出るのと残留ノイズが大きいのが少し問題.ノイズはテープデッキのヒスみたいな.ハムはありません..

まぁ使えるんじゃないかなということで,パネル清掃,ウッドケースの傷レタッチ.放熱穴のパンチング・メタルプレートの錆び落とし&再塗装して返却の予定.



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by auf1028 | 2017-10-03 23:43 | オーディオ | Comments(0)

LUX SQ505X

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LUXMANではなくLUX.兄が譲り受けたのだけど適当なところを捜して修理に出してくれないかということで.1971年発売.少なくとも40年は経過しているわけです.ソリッドステート式で真空管アンプではありません.下に見えるのは一緒に譲り受けたTechnics SU-9600プリアンプ.どちらも僕がオーディオ趣味を始める前の製品です.

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リング状の電源ランプが印象的.文字はプリントでなく彫り込みですよ.少し消えていますが塗料を塗り込めば蘇ります.DIN端子も正面にあります.僕はDIN端子を使った事はありません.ひとつで左右入出力を賄えるので昔のテープデッキによく使われていた・・・みたい.

修理に出すにも問題点を確認しておかないとってことで鳴らしてみました.メインのスピーカーに繋ぐのは危険なのでJVC SX-202,メタルコーン・フルレンジのコンパクト・スピーカーに.SQ505Xのスピーカー端子はスプリング式で細いコードしか入らない.昔はこんなものでした.

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・・・音は普通に出ました.ただPhonoへ切り替える際大きなノイズが出る.スピーカー出力,DCは少し出ていますが問題ないレベル.ライン入力のみで使うならこのままでもって感じです.どうするか・・・.

SU-9600の方は片チャネル音が小さく修理必要.でもその音ははっとさせるものがありました.さすがに当時の最高級プリアンプ.

1970年代のアンプはオーディオ全盛期だけのことはあり気合の入ったものが多いです.個人で修理を受け付けている方もいます.修理して使う価値のある製品も多いです.



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by auf1028 | 2017-09-29 00:04 | オーディオ | Comments(2)

PlayPcmWin 再び


いつも使っているWAVE FILE PLAYERは音のよいソフトウェアですが,WindowsのWASAPI排他モードに対応していません.サウンド設定を排他モードにしていても共有モードで動作しているわけです.WASAPI排他モードに対応しているPlayPcmWinを久々に使ってみました.

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最新版をダウンロードしてインストール.見かけは旧版とまったく変わらず.確かになんつーか,今まで抑えられていた音が出ているような気がします.以前使ったときより違いが分かるのは装置が少しアップグレードしているためでしょうか.

しかし・・・排他モードでは"Equalizer APO"が使えない.考えてみれば当然です.仕方なくまたKENWOOD GE-1001を持ち出す事に.コンポーネントがひとつ減って構成がシンプルになったと喜んでいたのですが.(苦笑) 現状では耳当たりのよい(と自分では思う)聴きやすい音で,いいのではないかな.



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by auf1028 | 2017-04-20 00:34 | オーディオ | Comments(0)

DDCを電池駆動

PCからUSB経由で出た信号をS/PDIFに変換するDigital to Digital Converterとして数年前からAudiophilleo2を使っています.今となっては旧式だけど.この電源はPCから供給される,いわゆるバスパワーですが外部から独立して供給した方がよいのは明らかです.

USBケーブルに細工してローノイズの+5Vを入れてやる,簡単なんですが作るのが億劫でずっと延び延びになっていました.

先日ふとバッテリー駆動したらどうかなと思いました.ローノイズという点ではたぶんベスト.しかし電池で5Vというのは意外と難しい.車用鉛蓄電池は12V,リチウムイオン電池は3.6Vあるいはその倍数です.乾電池三本直列は4.5Vでたぶん使えるでしょうがコスト的に採用できません.

ニッケル水素電池は一本1.2Vなので4本直列で4.8V.手持ちのエネループ,三洋時代の古いものですがこれで試してみましょう.

DDCの前にイトウ電子で購入したコモンモード・ノイズフィルターを入れています.この基板上にジャンパーがあり,電源を切り離すことができます.こんな感じで.

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ん,変わります.全体に透明感アップを期待していたのですが,それもあるけど低音の力強さが印象的.電池の持ちは5~6時間ってところ.使い古しの電池にしては頑張ります.

予備のエネループはないので充電の間SONYのモバイル・バッテリーCP-A2L(4000mAh)を繋いでみました.

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リチウム・イオン電池ですが出力は5.15Vくらい.DC-DCコンバーターが入っているわけであまり期待していませんでした・・・が,エネループとあまり変わらない? よく聴くと低音の分離が劣るような気もしますがバスパワーよりはずっとよいです.これでもよかったりして? 電池の持ちは似たようなものです.

ACからの電源を作って,できるだけローノイズにすればそれで十分かもしれません.仕方ない,作るかなぁ・・・.
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by auf1028 | 2017-03-19 10:29 | オーディオ | Comments(0)

6C5G

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EL34シングル・アンプの前段の球を6C5GTにしたら音が変わってびっくり,と前に書きました.音像のエッジが立ってクリアなのはいいとして少し音が硬いか.低音も伸びが今ひとつ.なのでST型の6C5Gにしてみました.茶色ベースでメーカー銘が消えていてわかりません.

あ,これはいい.硬すぎずクリア.好みの音です.ただし1940年代製造と思われる6C5GとEL34とでは時代が離れていてルックスはミスマッチといえばミスマッチ.これならMT管の6KA5の三結でもいいんでないのかな.

5極管の三結でドライブ,考えたことはあるのですが三極管を大量に持っているので敢えて試してはみませんでした.音がさっぱりし過ぎになるかも?とも思いました.まぁさっぱりした音は好みではあるのですが程度問題.以前のSiemens 10Wでは合わなかったでしょう・・・わからんけど.

Isophon P25Cに換えてから一年半,まだ少しずつ情報量増えてきてます.何しろ未使用品でしたから.Siemens 10Wは音がこなれるのに7年くらいかかりました.

10Wのときは気付かなかった音が出るのには少し驚いています.スピーカーの能率は6dB下がっています.高能率スピーカーの方が情報量は多いと信じていたのですが.10Wは細かなピークが多いのでマスクされて聴こえなかったのか?

なかなかよい音になったと思います.10Wのコントラストの高さには到底及びませんがソースをあまり選ばない.音像のにじみが少ない.普通といえば普通なんですが.
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by auf1028 | 2016-11-29 22:57 | オーディオ | Comments(0)