DAC9018Dは問題なく動いています.当分これ以上のDACは作れないと思うのであとはDCC.現在使用中のキャッスル電子製DDCの電源部を改造したいのだけど手持ちのDDCはこれ一台.改造中音楽を聴けないのは困るので,エレクトロアートのUDA2基板を入手しようと思っていました.アイソクロナス転送の他にバルク転送もサポートしている興味深い基板です.バルク転送だとUSBケーブルの差は無視できるのではないかな,と思ったりして一度試してみたかったのです.ところが,ぐずぐずしていたらなんと配布終了・・・.気勢をそがれてしまいました.
さてどうしようか,思案中にネットーオークションを見ていたらaudiophilleo2が出品されていました.audiophilleo,名前は知っていましたがアメリカaudiophilleo社からの直販だけなので日本にはそれほど入っていないと思われます.超低ジッターを謳っています.
2010年発売だったかな? 決して新しくはないですが,そもそもDDCの新製品って数が少ないんですよね.有名なHifece Evoもほぼ同じ時期の発売だと思いますが今でもバリバリの現行商品です.価格はずいぶん上がったけどね.audiophilleoも少しずつ値上がりしています.現在audiophilleo2が579ドル,audiophilleo1が949ドルと直販価格としては結構なお値段です.
結局落札できましたが中古で安かったからよかったものの,新品だと買わなかったんじゃないかな.
このようにDACにケーブルなしてダイレクトに装着可能です.各種アダプターが付属していてRCAピンジャックにもつけられます.もちろんケーブルを延ばすこともできます.本体外装はプラスティックで非常に軽量なのでDAC側コネクターへのストレスは問題なさそうです.
僕のPCのUSB2.0コネクターは左側に集中しており,DACは右側に置いているのでUSBケーブルが長くなってしまいます.今まで使っていた50cmケーブルでは届かずaudiophilleo付属の長い長いケーブル(1.2m?)で聴いてみます.
WINDOWS固有のドライバがインストールされ,これでも使えるようですがダウンロードしたWIN7用のドライバを当てました.PlayPcmWinではwasapiで動作します.
実はそんなに差はないんじゃないかと予想していました.聴いてみるとガラッと変わるほどではないけど思ったより差は出ました.明らかに高品位です.今まで特定のソースで耳についた荒さが出ません.低音は締り気味,音の分離はよいです.端正で面白みがないともいえますが,DDCに個性を求めるのも変な話で,たぶんこれがニュートラルに近いんだ・・・と思っておきましょうか.まずはよい買い物だったかな.
FPGAなんでしょうかファームウェアをダウンロードして変更でき,音の変化も大きいようです.将来的にもっと向上する可能性があるわけです.
これは当然ながらバスパワーですが,細工して外部電源で使うつもりです.それほど変化はないという話もありますが.USB3.0の方が電源が強力なので3.0コネクターに装着してみましたがブルースクリーンが出てWINDOWSが停止します.