思ったより時間がかかりましたがやっと完了です.ケースは前作EM-DAC9018Sと同じくSUNのユニパック.電源部(パワートランスと整流部)とDAC部(レギュレーターとDAC)に分けました.
今回のは東芝のケースです.ロゴが違うだけでSUNとまったく同じもの.上側のDAC部は光学ディスク用なので空いた部分をパンチング・メタル・プレートで塞ぎました.秋葉原で買った中古ですが黄ばみが目立ちます.このシリーズのケースもさすがにあまり見なくなりましたが,SUN SPARK本体も含めこの時代のデザインは好きですね.FIREの時代になるとちょっとなぁ・・・.
電源部,発熱は少ないですがいちおう上部に放熱穴を開けました.DAC部との間にはとりあえずアンプ用ゴム脚を挟んでありますが後でもう少し見栄えのよいものに換えます.
コモンモード・チョークを内蔵しました.ファインメットとかじゃなく普通のフェライトコアです.チョークは並列に抵抗器を入れてダンプ,入出力には0.1uFのフィルムコンデンサをつけました.
電源トランスが4つ載っていますがひとつは使用しておらず,USB-DDCに使うかもしれないので入れておきました.何も載っていない基板がその場合の整流基板です.トランスは全て手持ちの真空管ヒーター用,EI型です.
電源供給コネクターはD-Sub 9pinです.DACのINはBNC,OUTはミニXLRから三線で出します.
レギュレーターPS7A4700の入力にファインメット・ビーズ,出力に東芝のアモビーズをつけてますがバラック状態のときは効果がよく分かりませんでした.まぁつけといて悪いことはあるまいと.アナログ電源は消費電力が少ないようでヒートシンクは冷たいままです.デジタル用電源のヒートシンクは少し暖かくなります.
LCDは一度設定が済んでしまえばめったに使わないのでケースの中に入れておきます.(笑)
ケーシングの作業している間,EM-DAC9018Sを使っていてこれもなかなかいいじゃないかと思いましたが,改めてDAC9018Dを聴くとやっばりゆとりと厚みがあります.これでしばらくはDACの製作をすることはないでしょう.DDCは現状で別に不満ないですが他のも使ってみたいですね.