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48KHzへのアップコンバート

DDC-192-SPWは無事にインストールできました.実は最初うまく行かなかったんですが原因はUSB 3.0のポートを使ったためでした.USB Audio Class 2.0の機器はなかなかシビアです.ハブ経由も避けた方がいいようです.

しかしまだ音は聴けません.WZ-DM36のデジタル入力はサンプリングレート48KHzしか受け付けないのです.CDをリッピングしたWAVファイルをプレイしても音は出ません.

こういう場合サンプリングレート・コンバーターという機械があります.ベリンガーのは他の機能も盛り沢山で約2万円とリーズナブルな価格.少し疑問はあるがとりあえず試してみようかと思いましたが現在全国的に品切れ中でした.本格的な機器は高価です.

仕方ないので音楽ファイルをソフトウェアでコンバートするという方法をとりました.44.1KHzから48KHzへのアップコンバートは88.2KHzのような逓倍と違って難しいようです.

AudioGateはサンプリングレート変換機能を持っています.試してみると処理は恐ろしく早いです.しかし音質の変化が非常に大きい.何を聴いても一聴きれいだけど音像は水彩画調アニメ(?)的でウソっぽい.これは不採用.

Upconvという日本のフリーソフトがありました.まだ開発途上だそうですが,これで48KHz 24bitにアップコンバートしてWAVE FILE PLAYERで再生して変化はわからない.ただし変換に時間がかかります.仕方ない,こつこつとファイルを変換していくことにしました.

ところで僕はアップサンプリングして音がよくなることはないと思うのね.ダウンコンバートの場合だと,器が小さくなるわけだから中身を減らさないといけない.だから音は劣化する.逆にアップコンバートの場合,器は大きくなるが中身は一緒なんだから音は変わらないのではないのかな.

ただし,画像ファイルとのアナロジーで考えると・・・解像度上げても見えなかったものが見えてくるわけではない.けれど特殊な処理でジャギーをなくして滑らかにしたり,少しきれいに見えるようにすることはできる.音の場合も少しはメリットあるのかも,と思う.

48KHzへのアップコンバート_f0080743_19355622.jpg

アップコンバートしたファイルを聴いてみます.USBケーブルはその辺にあったやつ,デジタルケーブルは手配中でまだ手元にないのでとりあえず中古のキャノンプラグで自作しました.シールドはありません.音はクリアで安定しています.いいんじゃないでしょうか.ただ思ったより差は(確実にあるんだけど)小さい.PCM2706+TDA1543 DACはかなり健闘していたんだな,と思いました.前の構成には一度もS/PDIFに変換されないというメリットもあったのです.
by auf1028 | 2013-10-28 19:35 | オーディオ
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