ヒノオーディオがクローズしたそうで.秋葉原で延々と続いてきたスピーカークラフトのお店だけどスピーカーを自作していた時代に数回FOSTEXのユニットを購入したことがある.秋葉原に行く目的がオーディオからPC関連に変わってから行くこともなかったけど.2010年に会長(?)の日向野さんが亡くなられたことはネット上で知っていた.
以前使っていたJBL 2120(25cmフルレンジ)の片方から音が出なくなったことがあった.インターネットも無い時代,中古でアルニコの2120を捜すのは難しい.フェライト・マグネットのE120だったら手に入るだろうがそれもなぁ・・・何とかならないかと思いヒノオーディオにユニットを持参して日向野さんに見せた.
「ん,これはユニットの裏側から来てる線とボイスコイルとの半田付けが取れたんだろう.このユニットはコイルがアルミなんだ 普通の半田じゃ付かない,オヤイデへ行ってアルミットを買ってきなさい」「・・・へい」.
アルミットの切り売りがあったので購入,ヒノオーディオに戻った.半田ごてでちょんと付けて上から何か塗って(DBボンドか?)「はい直った,いちまんにせんえん」「・・・へい」.その後もう片方のユニットも同様の症状になった.そのときは自分でやった.(笑) そのとき色々話を伺ったが・・・内容はあまり覚えていない.
製作中のアンプに使う6J5です.左はGEのメタル管,後期のものと思います.メタル管はケースが鉄なので錆びてボロボロになっている個体もありますね.これは頭部に少し塗料剥げ,ちょっと錆びているけど問題ないレベル.
右のは保守用の再生産と思われるPhillips ECGブランドのガラス管,6J5GT.Antique Electronic Supplyで真空管を注文したときあまりに安いのでついでに数本購入したもの.箱を開けてみるとプレートが二枚あるではないですか.(笑) 一瞬球の入れ間違いかと思ってしまいました.
調べてみたらこれは6SN7GTと同じものなんだけど片方のユニットには配線していないんだ.わざわざ6J5を造るよりこの方がずっと安く上がるんでしょうねぇ・・・.イマイチ釈然としないが音は悪くなさそうな予感.