輸入盤でマイルスのCBS時代5枚組の廉価盤セットをを入手したことは前に書きました.その中で1958年録音のMILESTONESだけ少し音がおかしい.うるさく歪みっぽい.PCに取り込んだWAVファイル(Straight No Chaser)をSound Engine Freeで見てみると
これですよ.ノーマライズ(0db手前までレベルを上げる)を通り越してオーバーレベルになってるじゃないですか.これではうるさく聴こえるのも当然です.
そこで国内版で安い中古CDを入手してみました.平成10年プレスだから紙ジャケットになる直前ですね.この頃はCDの音量レベル,まだまだ低かった.この後リマスターされたかもしれません.このCDから取り込んだファイルを見ると
あきれるほどレベルが違いますね.マイルスの他のCDと比較するとややハイ上がりと感じました.3KHz~5KHz辺りを少し落としたい感じです.
このファイルをノーマライズすると
PC経由で聴くときは他のアルバムとバランスを取るためノーマライズすることが多いです.もちろんこの状態ではちゃんと聴けます.
数ある廉価盤CDの中にはこの例のように音質を無視してレベルを上げてあるのも存在するかもしれないですね・・・というかマキシマイズして再発されている例は沢山あります.
追記ですが古い国内版CDの音も変ですね.モノ盤なのにLchとRchのレベルがすごく違う.うーむ・・・.